『失敗から学ぶユーザインタフェース』読んだ
毎日ちまちま読んでた.
ユーザインタフェースの本をよく見かける. この本は,世の中・街中にあふれる失敗したユーザインタフェース, ここでは"BADUI"という名前が付けられているけれど, そのBADUIの事例を紹介した本. とにかく券売機や水道の蛇口,トイレのマークなど,写真が沢山載っていて,みていて楽しい.
例えば「扉」だったり,「個人情報を書き込むシート」だったりの悪い例が載っているのだけれど, 自分には関係ないと思っても,意外とそういうものを作る機会はある. セブン-イレブンのコーヒーメーカーなんかは,テプラで修正されていることもあるけど, ものを作ることよりも,修正することのほうの多くなるかもしれない. その時,どうすれば良くなるかということを当然考えると思うのだけれど, 日々ユーザインタフェースに思いを巡らさないと, どうもうまく考えられないのではないかと最近は思っている. あるいは,「こうすると○○の理由で誤解を招くよね」と言えると良いかもしれない. 実現したい機能について,定石とも言えるものは当然多くあると思うのだけれど, 無意識に使ってるからいざ作ろうと思っても難しいし, こうやって失敗の例を知っておくことで歯止めになるかもしれないと思って読んでいたのだった.
作ってみてどうもうまくいかないときに,うまくいってないことに気づくことは最低限としても, なぜうまくいかないか気づかない・知らないと改善のしようがないと思う. 一番早いのは実際にたくさん作る・失敗をすることなんだろうけれど, 次点としてこの本を読んで, 出てきた各章のタイトル
- 手がかり
- フィードバック
- 対応付け
- グループ化
- 慣習
- 一貫性
- 制約
- メンテナンス
- 人に厳しいBADUI
だったり, 「シグニファイア」「行為の7段階理論」「グループ化の法則」あたりを思い出せたら, まぁ悪くないUIが作れるのではないかな?と思う.
失敗から学ぶユーザインタフェース 世界はBADUI(バッド・ユーアイ)であふれている
- 作者: 中村聡史
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/01/21
- メディア: 大型本
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